TVの新作アニメは2006年から16:9が主流になった
「TVの新作アニメは何時頃から16:9が多くなったんだろう?」と、疑問に思ったのがすべての始まり。最初はネット上で色々と検索してみたのですが、それらしいデータが何処にも無かったので、仕方ないから自分で調べてみました。「ここに正確なデータがある」という情報がありましたらコメント欄などで教えて下さい。
調査方法
まず、TVで放送された新作アニメのリストを「.lain - News for Anime & Manga Geeks」から入手し、後はこのリストを元に「Amazon.co.jp」及び「TSUTAYA オンライン」にてそのアニメを検索。Amazonであれば「登録情報」の「画面サイズ」、TSUTAYAであれば「商品仕様」の「映像方式」をひたすら調べて、4:3と16:9に分類しました。従って「AmazonとTSUTAYAの登録が間違っていなければ」という条件下においてのみ正しい結果となります。また、記載が無かったアニメは「不明」に分類しています。
調査結果
【表】
サイズ | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 |
---|---|---|---|---|---|---|
16:9 | 30 | 35 | 84 | 103 | 109 | 112 |
4:3 | 77 | 68 | 64 | 20 | 6 | 2 |
不明 | 7 | 1 | 3 | 4 | 5 | 12 |
合計 | 114 | 104 | 151 | 127 | 120 | 126 |
考察
結果は既に記事のタイトルにて記述されていますが、新作TVアニメのフレームサイズの主流が4:3から16:9になったのは2006年。TVアニメの新作数が一気に増えた年ですね。2005年に35本だった16:9の新作TVアニメが2006年には84本と、約50本近く増加しており、その際、新作TVアニメ全体の半分以上(約56%)が16:9になりました。そしてその後も16:9の新作TVアニメが増え続け、2009年には全体のおおよそ90%に達しています。従って、たった数年で新作TVアニメのフレームサイズが交代してしまったという事のようです。