凌辱系エロゲはエロゲ全体の37.1%を占めている

海の向こうの「人権団体(笑)」が烈火の如く反応しそうですね。

分類 タイトル数 割合
凌辱系 176 37.1%
非凌辱系 298 62.9%

まずは「どうやって凌辱系エロゲの数を数えたのか?」について軽く説明します。参考にしたのは下記の資料。

TECH GIAN BRILLIANT 2008年 上半期 (エンターブレインムック) TECH GIAN BRILLIANT 2008年 上半期
TECH GIAN BRILLIANT 2008年 下半期 (エンターブレインムック) TECH GIAN BRILLIANT 2008年 下半期

ここの作品解説にて「凌辱」「恥辱」「痴漢」「輪姦」などの単語が出てきた作品及び、単語が出てこなくても掲載されているCGが「どう見ても犯されています」な作品をピックアップしました。そしてその結果がタイトルに書いた数。なので作品の分別基準(凌辱系か否か)は「テックジャイアンのライター」と「私」の主観です。従って「こんな数字はあてにならんっ!」と言われてしまえば、「まぁ、その通り」としか答えようがありません。

「もっと正確な数字で」という事ならば、「ソフ倫」とか「メディ倫」など実際に自主規制を行っている団体から出してもらうしかないでしょうね。もしくは同じ資料を元にもっとたくさんの人に計測してもらって、その値を平均化すればより実際の値に近づくのかもしれません。

しかし「凌辱系と非凌辱系のエロゲをどう分類するのか?」という問題はどこまでいってもついてまわります。「『昔凌辱された』とヒロインが告白するシナリオがある基本純愛ゲーはどっちになるんだ?」とかね。従って、白黒きっちり分けられないグレーな領域に無理やり線を引っ張って区別してしまっているのだから、これはどこまで行っても参考値。それに調べたのは2008年分だけですし。

それらを踏まえた上で数字を見てみるとどうでしょう?私は「意外に多い」と思いました。で、私が意外に思った原因をもう一つ別の値から考察してみます。

「2008年 TGトップランキング」で見る凌辱系エロゲの割合

前述のデータ取得に利用した資料であるテックジャイアンをもう少し使ってみます。テックジャイアンでは「TGトップランキング」という形で毎月のエロゲの売り上げをポイント数で掲載しております。そしてこの値を使って、凌辱系エロゲと非凌辱系エロゲの売り上げポイントの合計を比較してみました。その結果は以下の通り。

分類 合計ポイント数 割合
凌辱系 16,836 15.7%
非凌辱系 107,116 84.3%

つまり「発売タイトル数に比べて売り上げがそれ程多くない」という点が「意外に多い」と思った理由。凌辱系エロゲは売り上げ的にあまり目立たないから、エロゲ全体のタイトル数の4割近くを占めていた事に気付き辛かったという事。ハードエロゲーマーからは「そんな事も知らなかったのかっ!ボケっ!」とツッコミを入れられそうですが。

もちろんこの数字もエロゲ全体の売り上げを指し示している訳ではないので、こちらもやはり参考値。正確な値は「ソフ倫」とか「メディ倫」に聞いてみないと分から…(ry。だから「エロゲーマーの多くはエロゲに『凌辱的なもの』を望んでいない」などと言い切る事は出来ません。ろくな根拠も提示しないで意見だけを述べるような行為は日本○ニセフ協会と同じぐらいの低レベルな事ですから。なので「そこはかとなくそんな傾向があるかもね」ぐらいに留めておく事にします。