ソフ倫「アニメ系パッケージ」の審査件数(1997年以降)
コンピュータソフトウェア倫理機構のオフィシャルサイト「法人概要 > 審査実績」に1997年以降のアニメ系パッケージの審査本数が掲載されていました。ただ、これは累積総数で記述されていたので、ちょっとこちらで手を加えて年毎の審査件数に変換してみました。
年度 | 件数 | 累積件数 |
---|---|---|
1997 | 493 | 493 |
1998 | 398 | 891 |
1999 | 597 | 1,488 |
2000 | 704 | 2,192 |
2001 | 787 | 2,979 |
2002 | 1,033 | 4,012 |
2003 | 1,035 | 5,047 |
2004 | 985 | 6,032 |
2005 | 931 | 6,963 |
2006 | 969 | 7,932 |
2007 | 1,042 | 8,974 |
2008 | 955 | 9,929 |
1998年以降2002年まで破竹の勢いで審査件数が伸びていき、そこから1,000件/年ぐらいで頭打ちになったようです。注意点として、この数字には「DVD VIDEO」「DVD PG」が含まれているので、「審査件数=エロゲの本数」にはなりません。なので正確には「アニメ系で倫理的に審査しないといけなかった何らかのコンテンツの件数」という奥歯に物が挟まったような表現しか出来ないデータです。
その事を踏まえた上でこの「1,000件前後/年」という数字を見ても「ちょっと多すぎじゃね?」と思った。参考までにエロマンガの年間単行本発刊本数と比較するとこんな感じ。
年度 | 審査件数 | エロマンガ単行本数 |
---|---|---|
2002 | 1,033 | 610 |
2003 | 1,035 | 627 |
2004 | 985 | 636 |
2005 | 931 | 668 |
2006 | 969 | 684 |
2007 | 1,042 | 639 |
2008 | 955 | 625 |
データ参考元:データで見るエロマンガ事情(全体編)
「エロマンガと比較してどうする」と言われても、他に参考となるデータ(アダルトアニメの年間制作タイトル数とか)が見当たらなかったので、性的な意味で似たようなコンテンツを持ってきてみました。とりあえず「その他の倫理的規制があるコンテンツと比べても多いよね」と言う為だけの恣意的な比較(おっ)。