エロゲ界にも少子化の兆し?

先日「先月は処女作を発売したエロゲブランドがなかった」という定点観測記事を書きましたが、「はて?前にも同じようなことがあったんだろうか?」と思いたったので昔の資料をちょっと引っぱり出してみたところ、2006年10月も同じように処女作がまったく発売されなかった月であることが分かりました。

なので私が定点観測を開始したのは2008年からですので、記憶になかったのも当然っちゃ当然だった訳です。で、この月毎の処女作数推移グラフをじっと見ていたら何となくグラフ全体が右肩下がりになっていると思い、これを年毎にまとめてみたらより顕著にその傾向が出てきました。

多少増減はありますが全体の傾向として「新エロゲブランドの数が減少している」と言っていいと思います。同人からの移行組、既存ブランドからのスピンオフ/スピンアウト組など新エロゲブランドの形態は様々ですが、逆から言うと、新規参入してこない、既存ブランドはスピンオフさせる余裕がない、スピンアウト組はエロゲ界を去ってしまう、といった感じなのでしょうか?まぁ、ここら辺については新エロゲブランドの内訳を調べてみないと断言は出来ませんが。ただ、このまま新エロゲブランドが減少し続けるのであれば、エロゲ界も日本の社会と同じように少子化の道を進んでいき、古参が力尽きていくと共にエロゲ界も衰退、消滅してしまうのかもしれませんね。