エロゲ購入厨の愉悦

割れ厨が「タダでエロゲを手に入れることができるオレ様って情強w」という悦楽を貪っているのであれば、購入厨は別の愉悦を味わっているというネタ(笑)。

アイデンティティーと高額消費

日経コミュニケーション2012年8月号のコラム「業界の先を読むICT千里眼」に書かれていた記事なんですが、最近アジア地域の新興国ではスマートフォンの普及が進み始め、それに伴ってアプリ市場も急速に拡大しているとのこと。そしてそのアプリ市場では、日本と同じ値段でアプリを販売しても十分商売として成立しているようです。1人あたりのGDPや購買力を考えれば、日本と同額のアプリは現地の人にとって5〜10倍は高く感じるものであるにもかかわらず、です。なぜそのような事が起きているのかについて、本コラムではまず以下の様な考察がされています。

  1. スマートフォン自体が富裕層を中心に普及している為、可処分所得や資産は平均的な日本人並かそれ以上持っているから
  2. 日本製のモノに対する一定の評価や信頼を持っている、いわゆる「ジャパン・ブランド」の為

しかし「1」についてはスマートフォンが富裕層以外にも普及しているという事象が説明を難しくしており、「2」については日本製以外のモノでも同様の傾向が散見されるので、やはりこれだけでは説明がつかないと否定しております。そして著者が色々考えた結果辿り着いた結論は、

でした。つまり「高額なものをどんどん買うことが出来る自分が好き」ということです。

エロゲ購入厨に当てはめると

こういった新興国の事例から、購入厨は

「世間で高いと言われているエロゲをバカスカ買うことが出来るオレ様って凄くね?」

という満足感を堪能しているのではないかと私は推察した訳です。逆に購入厨からしてみれば、割れ厨が自慢すればするほど「ぷっ、エロゲもロクに買えない奴らが増えてんのかよw。可処分所得が少ない奴らって大変だよねw」と、更にメシウマ状態になってしまうものと思われます(笑)。まぁ、こういった購入厨の意識や価値観はあまり品の良いものではないですが、実際にカネが動く分だけ割れ厨よりはまだマシなのかもしれませんね。