「妹に中出しするエロゲの兄貴wwwwwwwwwww」にマジレスしてみる

近親相姦に関するデータ的なお話。結論から先に言うと「選択肢があったら外出しにしておけ!」かな(笑)。

【参照リンク】 妹に中出しするエロゲの兄貴wwwwwwwwwww (あんりずむ 2012/12/16付け)

セックス・イン・ザ・フューチャー―生殖技術と家族の行方

セックス・イン・ザ・フューチャー―生殖技術と家族の行方

現代の工業化社会で近親相姦がどの程度の頻度で起きているかは分からないが、多くは報告されないままに終わる。父娘相姦の75%、兄弟姉妹の関係ではもっと多くの割合で、表沙汰にならないと思われる。また、父娘間の性交渉に関しては、父親が無力な娘に性的行為を強要する場合が多く、合意の上での近親相姦とは言いがたい。兄弟姉妹間の関係については、強要を伴うものは少なく、両者合意の上となれば表沙汰になる可能性はさらに低くなる。非常に大ざっぱな数字だが、米国では50人に1人の女性が、兄と性交渉を持ったことがあるという。これに対して、父親と性交渉を持った女性は150人に1人、息子との関係は皆無に近い。父娘間で妊娠に至るのは5件に1件、兄弟姉妹間ではおよそ半分と思われる。

つまり、現実世界(米国)では「女性の2%がお兄ちゃんとセックスしていて、さらにその半分がお兄ちゃんの子を孕んでいる」ということなるらしい。っていうか、兄妹でセックルしている割合が高すぎじゃね?これ。そりゃあ、攻略可能なヒロイン4〜5人の内1人が近親者であるエロゲに比べれば低いんだけど。で、近親相姦による遺伝病が発症する確率については次のように記述されています。

たとえば、人口の1%が保因者である遺伝病が存在したとする。ある保因者の男性が子どもをもうけた場合、子どもが劣性遺伝子を受け継ぐ可能性は五分五分だが、生殖の相手を広く世間に求めれば、子どもが発病する確率は400分の1である。しかし、生殖の相手が妹や娘ならば8分の1の確率で発病する。つまり危険率は50倍に跳ね上がる

危険率が50倍に跳ね上がるとしても、確率は1/8なのでギリギリ大丈夫のように思えますが、そうではありません。

実際には、危険なヒッチハイカー(遺伝病をもたらす劣性遺伝子)を何人抱えているかによって、遺伝病の発病率は変わってくる。劣性遺伝子を全く持っていなければ、近親相姦が遺伝子上の問題を引き起こすことはない。逆に、多くの劣性遺伝子を保因していれば、危険は急上昇する。父娘間、あるいは、兄弟姉妹間の近親相姦で産まれた子どもの約半数は、なんらかの遺伝病を発病するという。日本、ブラジル、フランス、インド、英国の各国で行われた調査によると、いとこ同士の結婚で産まれた子どもの死亡率は4%、これに対して叔父と姪の結婚で産まれた子どもの死亡率は10%に上った。こうした調査結果をもとに単純計算すると、人間は平均1個から4個の危険な劣性遺伝子を持っていることになる。

人は劣性遺伝子をほぼ確実に保有しているので、近親相姦で産まれた子どもは高確率で遺伝病を発症するとのこと。なので、妹に中出しする兄貴は「劣性遺伝子的に」ヤバい、という訳です。ただ、まぁ、エロゲはファンタジー、というか「設定で主人公に劣性遺伝子があるなんて、どこにも書いてないから!」でOKなんじゃないですかね?(笑)