エロゲの半分はフルプライスではない

前にもちょろっと調べたことがあったのですが、2chまとめBlogの記事を読んでいたら「エロゲの価格帯比率って現状どうなっているんだろ?」という疑問が再燃したので再度調べてみました。

【参考リンク】 エロゲって本当に適正価格か? (家宝は二次元 2012/05/10付け)

今回もデータ元として「DependSpaceさんの発売情報リスト」を使用しました。前回の調査と違うのは、

  • 再販版や通常版は除外
  • パッケージが複数種類ある場合(初回版とプレミアム版やCD版とDVD版等)は1作品として安い値段の方をカウント

といったスクリーニングをしていることです。一番難儀したのはCIRCUSの「D.C.ダ・カーポ〜」シリーズだったのですが、とりあえずこれも可能な限り集約をかけています。また、「エロゲにおいてどのくらいの値段帯がロープライスもしくはミドルプライスにあたるのか?」についてはおそらく人によって意見が分かれると思いますが、ここでは

  • ロープライス → 4,500円未満
  • ミドルプライス → 4,500円以上、9,000円未満
  • フルプライス → 9,000円以上

としています。

グラフ

【エロゲの価格帯別タイトル数の推移】

【エロゲの価格帯別タイトル数比率の推移】

まとめ

現在では約5割がフルプライス、約1割がミドルプライスで、残り約4割がロープライスとなっています。2000年以降フルプライスおよびミドルプライスエロゲの割合は減少、ロープライスエロゲは増加傾向にありましたが、近年はこの傾向が停滞し始めているようです。なのでこの価格帯比率がしばらく続くかと思われます。また、ミドルプライスエロゲの比率は現在1割程度ですので、エロゲの価格はフルプライスかロープライスの2極に分化しているとも言えそうです。

で、エロゲは高いか否か?という件の記事についてありていに答えてしまうと「ユーザーの可処分所得によるんじゃね?」と(笑)。